ルンバ770を起動すると、「キュルキュル」という、隣近所の迷惑になりそうなくらい大きな異音が発生するようになってしまいました。
新しい機種であればメーカーの修理を依頼すべきところですが、770はすでに10年以上も前の機種ですし、メインで使っているルンバがもう1台あるので、今回は自分で修理してみることにしました。
結果として、ルンバのキュルキュルという大きな異音は簡単に解消しました。
今回はその過程を書き残しておきます。
※本記事は不具合の解消を保証するものではありません。修理は自己責任でお願いします。
用意するもの
- プラスドライバー
- シリコンスプレー
ルンバの異音「キュルキュル」はダストボックスが原因?
今回発生したルンバの異音で、怪しそうな箇所は計5箇所。
最初はブラシを怪しみ、それぞれ外してみました。しかし、異音は継続しましたので、今回の原因ではありませんでした。また、停止時にも異音がするので、前輪やタイヤ部分が原因の可能性も無さそうです。
ということは、ダストボックスが異音の原因かもしれません。調べてみると、ルンバのダストボックスから異音が発生する不具合が発生することはあるようです。そして、シリコンスプレーがあれば修理できる可能性もありそうなことが分かりました。
ダストボックスを分解してみる
では、ダストボックスを分解していきます。(めちゃくちゃに汚いですがお許しを)まず、ダストボックスのネジを6箇所外します。
ドライバーは短すぎると届かない可能性があるのでご注意を。用意していた精密ドライバーでは届きませんでした。
まず始めに透明部分のカバー(?)を取り外し、
ネジを2箇所外すとさらにカバーが外れます。
さらに、ネジを4箇所外すと、
ファンのカバーも外れます。
シリコンスプレーで異音は解消する?
ここからシリコンスプレーを使用します。今回用意したのはクレのシリコンスプレーです。
最初は、シリコンスプレーを軸部分にかけてみました。
この部分と、
この部分。
分解したパーツを組み直し、動作させてみましたが、異音は多少小さくなった程度で解決には至りませんでした。
そこで、再度分解し、今度は羽のプラスチック上部にかけてみました。カバーと羽の接触で音が出ている可能性を疑ってみたのです。
キュルキュル音は解消!
結果として、異音はこのファンのプラスチック部分にシリコンスプレーをかけた後で解消しました。
ただし、本当に羽部分とカバーの接触が原因だったのか、軸にかけたシリコンスプレーが時間とともに浸透した結果なのかははっきりしません。
また、羽部分に大量のシリコンスプレーをかけてしまうと稼働時に飛び散る可能性がありますので、まずは軸部分から試すべきかと思います。
まとめ:ルンバの異音はシリコンスプレーをかけることで治るかも
ルンバの異音は、ダストボックスのファンにシリコンスプレーをかけるだけであっさりと解消しました。
ルンバ770の分解は、プラスドライバーが1本あれば出来ますし、シリコンスプレーも簡単に入手できますので、ぜひお試しください。(※くれぐれも自己責任でお願いします。サポートは出来ません。)
シリコンスプレーはホームセンターで確実に購入できますし、外出が面倒な場合はアマゾンでの購入も可能で。シリコンスプレーは雨戸や引き戸の異音解消にも有効で、木材にも使用できますので、様々な場面で活躍するアイテムです。ルンバの修理以外にも使えるため、常備しておくことをお勧めします。
ちなみに、今回同じタイミングでタイヤの交換もしましたが、長くなりそうなのでタイヤ交換については別記事にいたします。
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