本日は動画配信サービスU-NEXTのお話です。
U-NEXTの利用を検討されている方の中には「U-NEXTは他社に比べて利用料金が高いけれどそんな価値あるのだろうか?」だとか、「U-NEXTのポイントって使い道あるの?」なんてことが気になっている方も多いのではないでしょうか。
僕もイマイチU-NEXTを使うメリットを見出だせていなかったのですが、いざU-NEXTを使い始めて見ると「なるほどねぇ」という納得感は感じていて、なんだかんだと利用を2年近く継続してしまっているのです。
今回はそんなU-NEXTについて、実際に使ってみた感想を書き留めておきたいと思います。
先にお断りしておくと、僕が見るのは欧米の海外ドラマや洋画が中心で、アニメや日本を含むアジア各国のドラマや映画はほとんど見ることがありません。
そんな属性を持ったU-NEXT利用者の感想だということでお読み頂けますと幸いです。
U-NEXTの利用料金は本当に高すぎるのか?
U-NEXTを利用を検討するにあたり、まずハードルとなったのは利用料金の高さでした。
2020年10月現在、U-NEXTの利用料金は月額2,189円(税込)です。
Huluが1,026円、Netflixのスタンダードプランが1,480円、そしてアマゾンPrimeビデオに至っては月額500円(Prime会員価格で計算するともっと安い)ですので、いかにU-NEXTが高めの価格設定なのかがお分かり頂けるのではないでしょうか。
「果たして他の動画配信サービスの倍以上の価値がU-NEXTにあるのだろうか?」僕自身この疑問がなかなか解決できず、U-NEXTを利用できずにいました。
実際に使ってみての感想としては、サービス内容をきちんと把握して、積極的に使えばコストパフォーマンスは良いと思います。他のサービスと比較してもけして「高すぎる」と感じるようなサービスではありません。
ただし、U-NEXTに向いてる人と向かない人がいる気がするのです。
U-NEXTで積極的に最新のコンテンツを消化するなら納得の値段
U-NEXTに向いてるのは、積極的に最新のコンテンツを消化する気のある人だと思います。
U-NEXTの料金には毎月付与される1,200ポイントが含まれています。
このポイントの存在がU-NEXTの強みであると同時にサービスの分かりにくさであるのは間違いありません。
U-NEXT月額利用料金 2,189円(税込)=見放題(映画、ドラマ、雑誌など)+1,200ポイント(最新の有料コンテンツに利用可能)
ポイントはドラマや映画を見るのに使えるだけでなく、上映中の映画チケットと交換したり、雑誌や電子書籍を購入することもできます。
様々な使い方ができるポイントですが、僕の場合専ら最新の映画を見る為に使っています。
U-NEXTで配信される最新映画は400〜1000円(ポイント)ほどで、450円〜550円の作品が多いです。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」「フォードvsフェラーリ」、「アナと雪の女王2」→ 440円
「TENET テネット」「バッドボーイズ フォー・ライフ」や「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」→ 550円
といった具合です。
作品次第では1,000円近いものもありますので、「必ず」とは言えませんが、1,200ポイントを使うことで毎月最新作の映画を2本は見られることになります。
この、「最新映画を毎月2本程度みることがあるか否か」が、僕の場合U-NEXTを使う価値の判断基準の一つになっています。
実は、最新映画をいち早く見放題で見られる動画配信サービスなんてものは存在しません。結局AmazonやAppleでレンタルするか、TSUTAYAなどのDVDレンタルサービスを利用することになってしまうのです。
AmazonやAppleのレンタルに比べてU-NEXTが優れている訳でもありませんが、レンタルDVD(ブルーレイ)屋で借りるよりは遥かに気軽です。レンタルDVD(ブルーレイ)屋のように見たい作品が貸し出し中でがっかりする事はなく、返却の手間はありませんので断然便利なんですよね。
ちなみに、消化しきれなかったポイントは最大90日まで持ち越しすることができますので、見たいコンテンツが無かった月は翌月以降に消費することもあります。
U-NEXTのポイントはNHKオンデマンドに使うのもアリ
毎月映画で消費することが難しいならば、NHKオンデマンドで使ってしまうのもおすすめです。
NHK作品が約7000作品見放題になるNHKオンデマンドを、U-NEXTでは990円(ポイント)で利用することができます。
朝ドラや大河ドラマだけでなく、「チコちゃんに叱られる!」「映像の世紀」「世界ふれあい街歩き」など、大人から子供まで楽しめる作品が揃っています。
U-NEXTは旧作映画が幅広く揃っている
映画を見放題で数多く楽しみたいならば、一度U-NEXTは試してみる価値アリです。
先述した通り、最新の映画はポイントで見ることになりますが、準新作や旧作映画は追加料金無しの見放題作品として利用可能です。
旧作のラインナップに関しては毎月入れ替わりがありますので「U-NEXならどの作品が見られる」と言いづらいのですが、日本で上映した作品を中心に幅広く揃っている印象です。
他の動画配信サービスでは見られない作品でも、U-NEXTなら見放題作品として配信していることが多いです。
あと、洋画しか見ないなんて書いておきながら矛盾した話ですが、いつか全部見ようと思っている黒澤明や小津安二郎の作品が見放題で揃っている点も、僕の中でU-NEXTを評価しているポイントです。
U-NEXTで配信されている懐かしい海外ドラマのラインナップはおすすめ
続いては海外ドラマについてのお話です。
海外ドラマに関しては「U-NEXTが断然オススメ!」なんて言うつもりはありません。話題になる海外ドラマはNetflixの方が多いですし、U-NEXTよりも料金の安いHuluやアマゾンPrimeビデオでも十分に海外ドラマを楽しむことが可能です。
そのような状況の中、なぜ僕がU-NEXTの契約を継続しているかというと、U-NEXTには懐かしい海外ドラマが揃っているからなのです。
その一部を紹介すると、
- シャーロック・ホームズの冒険
- 名探偵ポワロ
- ER 緊急救命室
- アリー my Love
- X-ファイル
- 刑事コロンボ
など、随分と昔に一度は見たことがあるものの、全話ではなかったり、昔すぎてもう覚えていない名作がU-NEXTには見放題作品として揃っているのです。
「ER 緊急救命室」に関してはアマゾンPrimeビデオでも観ることができますが、「シャーロック・ホームズの冒険」や「名探偵ポワロ」を見放題で見られる動画配信サービスはU-NEXTぐらいです。
このお話に共感してもらえるのは35歳以上の方になりそうですが、いずれも名作ばかりですので若い方もぜひお試しを。
U-NEXT独占の海外ドラマも増えてきた
先に古臭い話をしてしまったので、U-NEXTには懐かしの海外ドラマしか無いのか?と思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
最近のU-NEXTは独占配信する海外ドラマにも力をいれるようになってきて、徐々に作品が増えてきました。
「ビッグバン★セオリー」シェルドンの子供の頃を描く「ヤング・シェルドン」や、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリトルフィンガーでお馴染みエイダン・ギレン主演「プロジェクト・ブルーブック」(※追記:プロジェクト・ブルーブックはアマゾンでも見られるようになりました)
「SUITS/スーツ シーズン7」の最終話から派生するアナザーストーリー「SUITS:ジェシカ・ピアソン」など、海外ドラマ好きなら見たくなってしまう作品が独占配信されています。
特に「ヤング・シェルドン」は「ビッグバン★セオリー」好きならば見る価値ありです。「ビッグバン★セオリー」本編と違う雰囲気の作品ではあるのですが、あの変人で憎たらしいシェルドンがどんな子供時代を過ごしていたのかを知る事ができます。
U-NEXTの見放題には定番の海外ドラマもあり
最近はどの動画配信サービスでも定番海外ドラマのラインナップは似ているので差別化になる訳ではないものの、U-NEXTでも定番の海外ドラマは見放題で見ることができます。
U-NEXTで見られるドべたな作品ばかりをいくつかピックアップしてみるとこんな感じです。
- NCIS ~ネイビー犯罪捜査班
- スーツ
- THE GOOD WIFE/グッド・ワイフ
- クローザー
- バーン・ノーティス
- SUPERNATURAL(スーパーナチュラル)
- ビッグバン・セオリー
- 24
- LOST
- プリズン・ブレイク
- glee/グリー
- THE MENTALIST メンタリスト
エピソードが多すぎて簡単に見終えることはできませんが、いざ見てみるとやはり面白い作品ばかりです。
U-NEXTのイマイチポイント
ここまではU-NEXT良いことばかり書いてきましたが、イマイチに感じている点も書いておきましょう。
海外ドラマが「レンタル作品」だとがっかり
U-NEXTに見放題作品と有料作品が存在することは先述しましたが、海外ドラマが有料のレンタル作品だった時のがっかり感はいまだに慣れません。
レンタル料金は1話220円〜300円前後しますので、シリーズを見終えるのにかなりの費用がかかってしまいます。
もちろん他のサービスでは見れない作品だったり、他でも有料の作品ならば有料でも仕方ないのですが、他のサービスでは見放題対象になっている作品も多いんですよね。
一層の事、海外ドラマに関しては見放題作品だけにしてしまい、有料作品の配信はやめてしまえば良いのに、なんて思ってしまいます。
一覧に全てのシーズンが表示されるので見にくい
一覧から作品を探そうとすると同じ作品の別シーズンがそれぞれ表示されるので非常に見にくいです。作品数を多く見せたいのでしょうか?
まとめ
あまりにも長くなりそうなので今回は一旦この辺りでまとめておきます。
U-NEXTのおすすめポイントをまとめると、
- 新しいコンテンツを積極的に消費するならけして高くない
- 映画も海外ドラマも見放題は充実している
- 特に35歳以上の方なら見たい作品は多いはず
- 独占配信作品も増えてきたので要チェック
こんなところでしょうか。
冒頭にも書きましたが、サービス内容をきちんと把握して、積極的に使えばU-NEXTのコストパフォーマンスは良いと思います。
ただし、やはりポイントサービスの存在は分かりにくく、初心者のハードルになることは間違いありません。ポイント制度をやめて、見放題サービスにしてしまえばもっとユーザーが増えそうな気がします。(実際に使ってみるとポイント制度も悪くないんですけどね)
兎にも角にも、U-NEXTには一ヶ月間も無料で使える太っ腹な「無料お試し期間」が設けられていますので、気になる方は一度使ってみてはいかがでしょうか。
詳細:U-NEXT
【関連記事】
コメント