週末に映画を見てきましたよ。
それはインド映画『バーフバリ 王の凱旋』。
『バーフバリ 王の凱旋』はインド国内で過去最高額の予算で製作されたと言われている『バーフバリ 伝説誕生』の続編です。
結論から書くと、「最高」でした。
ド迫力のアクションと、しっかりと描かれているストーリー。そして魅力的な登場人物達。
全部最高でした。
残念だったのは、前作で活躍してた「アヴァンティカ」がほとんど登場しないところぐらい。
年末に見たスターウォーズのモヤモヤなんか何処かへ行ってしまいましたね。
今も「バーフバリ!」「バーフバリ!」と心の中で連呼してしまいます。
あー、もう一度観たい。
映画『バーフバリ』について
『バーフバリ』のストーリーを恐ろしく簡単に説明すると、「古代インドの大国マヒシュマティ王国で繰り広げられる愛と復讐の物語」です。
前作『バーフバリ 伝説誕生』では一般人の子として育てられた主人公「シヴドゥ」が偉大な父「バーフバリ」の存在とその死を知る所までが描かれていました。(かなりざっくり)
そして、今作『バーフバリ 王の凱旋』では「シヴドゥ」が父「バーフバリ」の仇を取るまでが描かれています。(もっとざっくり)
なんて書くと主人公「シヴドゥ」中心の話と思われそうですが、実際は忠実な部下である「カッタッパ」によって語られる回想シーンが全体の1/3以上を占めるという大胆な構成で、記憶に残るのは父「バーフバリ」の活躍シーンとなる不思議な映画でもあります。
なに?
あんまり面白そうじゃない?
そんな方はこちらをみて欲しい。
インドでは『バーフバリ 王の凱旋』の予告編が上映されただけでこの騒ぎなんですよ!
観客総立ちの予告編なんて見たことあります?
僕もこの気持わかります。
『バーフバリ』はこんなに熱狂してしまうぐらい、「アツい」映画なのです。
ありとあらゆる名作をベースにしながら最高のエンターテイメント映画に
前作『バーフバリ 伝説誕生』をみた方ならお分かりになると思いますが、『バーフバリ』には様々な名作映画でみた事のあるようなシーンが散在します。
「ベン・ハー」や「300」だったり、「ロード・オブ・ザ・リング」だったり、時には「マッドマックス 怒りのデス・ロード」っぽいかもしれません。僕が前作を見た時は、大好きな映画「ウィロー」に影響されていそうなシーンがいくつかあり、ニヤニヤしながら見てしまいました。
『バーフバリ 王の凱旋』もその傾向は続いていて「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」、時には「タイタニック」で見たあんなシーンやこんなシーンが次々に登場します。
ただし、これが単なる「パクリ」だとか、「オリジナル性がない」なんて批判されるようなレベルではない点がこの映画の凄いところですね。
ありとあらゆる映画のシーンをミックスしながらも、最高のエンターテイメント作品に仕上がっていました。
父バーフバリが後に妻となるデーヴァセーナと弓を使って共闘するシーンなんてうっとりするぐらいかっこいいです。(ロード・オブ・ザ・リングのレゴラスみたい)
『バーフバリ』は人物描写も素晴らしい
『バーフバリ 王の凱旋』は人物描写も非常にしっかりしていて、母の苦悩や、後に天敵となる兄バラーラデーヴァがバーフバリに対する憎しみを募らせてゆく過程などが丁寧に描かれていました。(女性陣よ、ちと高潔すぎないか?と思わずにはいられませんでしたが)
あと、インド映画というと突然の歌と踊りで置いてけぼりをくらうイメージがあるかもしれませんが、「バーフバリ」に関してはそのような事は全くありません。
もちろんインド映画に欠かせない「歌」も「踊り」も登場しますが、前作に続いてその頻度は低め(国際版だから?)。個人的にもっと多くても良いぐらいです。
前作『バーフバリ 伝説誕生』を見てから行くべきか?
完全な続編となる『バーフバリ 王の凱旋』ですが、前作を見ていなくても十分楽しめると思います。
このダイジェストを見ればほぼ内容は把握できますし、上映前にもこのダイジェストが流れますので問題なしです。
ただし、アマゾンなどでも配信されていますので、時間のある方は是非前作を見てから『バーフバリ 王の凱旋』を見に行く事をおすすめします。
『バーフバリ 王の凱旋』は上映映画館の少なさがネック
とにかく多くの方に見て欲しい『バーフバリ 王の凱旋』ですが、ネックは上映している映画館の少なさです。
僕の住んでいる東京でもたった3館しかありません。
下手な邦画を上映するぐらいなら絶対『バーフバリ 王の凱旋』を上映した方がお客さんは入ると思うのですが何故なんでしょう。
この映画を映画館で見ないなら何を映画館でみるの?と言いたいぐらい映画館で見るべき映画だと思います。
自宅のTVでは『バーフバリ 王の凱旋』の魅力は半減してしまいます。(それでも並の映画よりははるかに面白いと思うけど)
まとめ:バーフバリ!バーフバリ!
映画を見てきた勢いで書いた記事なのでいつも以上にまとまりがありませんが、とにかく騙されたと思って『バーフバリ 王の凱旋』を見に行って欲しいです。
誰にでもおすすめできる大エンターテイメント作品ですのできっと満足して頂けます。
きっと映画館を出るころには、僕と同様に「バーフバリ!」「バーフバリ!」と王を称えながら帰路につくことになることでしょう。
追記:『バーフバリ 王の凱旋』早くも配信開始!
先日映画館で見たばかりの『バーフバリ 王の凱旋』ですが、早くも動画配信サイトで配信(レンタル)が開始しています。
アマゾンなら399円。
また、同じく動画配信サービスU-NEXTならば、お試し期間にもらえるポイントを利用すれば無料でみる事もできます。
残念ながらお近くで上映の無い場合は、ご自宅で「バーフバリ!バーフバリ!」して下さいな。
【関連サイト】
バーフバリ 王の凱旋(amazon)
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