8年ほど前になるでしょうか。ルイス・ポールセン社のランプ PH5(我が家はPH5 plus)の電球をLED電球にしました。
現在もそのLED電球を変わらず使い続けているのですが、当時はPH5にはどんな規格のLED電球が使えるのか、随分と苦労して調べた覚えがあります。
そこで、PH5に適したLED電球の規格やおすすめのメーカーについてまとめてみました。
注意!ルイス・ポールセン PH5にはLED電球が使えないタイプあり
まず、PH5をLED化するにあたり注意点がありました。それは、PH5でもLED電球が使えないモデルも存在するということです。一部の古いPH5はLED電球が使えません。
ではどのPH5ならLED電球が使えるのか、ということになるのですが、PH5はバージョンアップする際に名前が微妙に変わり、使用している商品がどれなのか分かりにくいんですよね。PH5が、PH5 plusに、さらにPH5コンテンポラリーがPH5へと名称が変わっていて、非常に複雑です。
現行品ならもともとLED電球が付属していますが、PH5をビンテージショップで購入しているのなら注意が必要です。下から見た時に、電球部分が透明(ガラス)になっていない古いタイプはLEDが使えない可能性があります。
旧PH5 | PH5(旧PH5 plus)※2018年に廃盤 | PH5 (旧コンテンポラリー) | |
対応電球 | ・白熱電球 100W ・電球型ハロゲン | ・白熱電球 150W ・電球型ハロゲン ・電球型蛍光灯 ・電球型LED(18W) | ・白熱電球 150W ・電球型ハロゲン ・電球型蛍光灯 ・電球型LED(18W) |
消費電力 | 100W | 18W~150W | 18W~150W |
ルイス・ポールセン PH5にあうLED電球の仕様
では、PH5に使えるLED電球はどのような仕様を選べば良いのかというお話をしましょう。
E26口金
これはソケットのサイズです。PH5はE26口金というサイズになります。
全方向タイプが理想的
参考:Amazon
白熱電球を使用するとシェードから広がる光が大変美しいPH5ですが、LEDでもその美しさを引き続き堪能したい場合、より白熱電球に近いLEDを選んだ方が良いです。
LEDには約300度に光が広がる全方向タイプのほか、約180度に広がる広配光タイプ、下方向約120度に光の当たるタイプがあります。白熱電球は360度全方向に光が広がるため、これに最も近い全方向タイプのLED電球が理想的です。
電球色
LED電球には「昼光色」「昼白色」「電球色」などの色温度があります。PH5の従来の雰囲気を保つなら、白熱電球に近い「電球色」がおすすめです。
1400lm以上
参考:Amazon
ルーメン(lm)は光の明るさを示す単位です。以前ルイス・ポールセンが販売していた専用LEDが1400lmだったことから、これ以上の明るさがあれば十分と考えられます。
ルイス・ポールセンが推奨するPH5用のLED電球
実は、PH5に使えるLED電球については、ルイス・ポールセン公式サイトで適合ランプの情報が公開されています。(当時はこの情報が無くて苦労しました)
簡単にまとめると、
- 新品のPH5には東芝ライテックLDA12L-G/100W/2が同梱されている
- E26 LED電球 白熱60W相当 広配光/電球色を推奨
- 適合ランプ情報1:パナソニックLDA7L-G/D/S/K6
- 適合ランプ情報2:Philips Hue ホワイトグラデーションランプ 1600lm
こんな感じです。
早い話、PH5に同梱されている東芝ライテックのLED電球「LDA12L-G」を買えば間違いありません。
Philips Hueはスマート電球なので、ここで紹介するのはやめておきます。
もう一つ、パナソニックの「LDA7L-G」はこちらです。
値段が随分と違いますが、配光角度が東芝ライラックの約220度に対しパナソニックは180度しかありません。配光角度が広い方がより白熱球に近い光の広がり方を期待できますので、光の拡散方向にこだわりのある方は、少し高くなりますが「LDA12L-G」を選んだ方が違和感のない切り替えができるはずです。
PH5ユーザーに評判の良いパナソニックの「LDA13LGZ100ESW」
より高価な選択肢ですが、パナソニックの「LDA13LGZ100ESW」はPH5ユーザーから高い評価を得ているLED電球です。
「E26」「白熱100W相当」「全方向」「電球色」という条件をクリアしているのはもちろん、配光角が約260度と、かなり広範囲に光が広がるので、「白熱電球に近い」「白熱電球とくらべても違和感がない」など、PH5で使用した方から好評を得ているようです。
少し価格は高めですが、PH5の魅力を最大限に引き出したい方にはおすすめの選択肢です。
LED電球 東芝LDA14L-G/100WをPH5 plus用に購入
最後に、自分自身は当時何を買ったのかというお話をしておきます。
当時購入し、今も使用しているのは、東芝が発売していた全配光タイプのLED電球LDA14L-Gでした。
なんでこれを買ったのか?と聞かれると諸条件を満たして一番安かったからです。
残念ながらこのLDA14L-Gはすでに生産完了品となっていて、代替商品は先に紹介した「LDA12L-G」になります。
LEDにしては安いとはいえ、白熱球の何倍もするLED電球を購入するのには少し勇気が必要でしたが、8年近く何のトラブルもなく使い続けられているのですから良い買い物でした。電気代はさておき、長寿で熱くならないLED電球は最高です。
まとめ
PH5をLED化する際は、以下の点に注意して選びましょう:
- E26口金であること
- 全方向タイプまたは広配光タイプであること
- 電球色を選ぶこと
- 可能であれば1400ルーメン以上の明るさがあること
LED電球は完全に白熱電球を再現しているわけではありませんが、省エネ効果、長寿命、発熱の少なさなど、多くのメリットがあります。
LED電球の値段はどんどん安くなってきていますし、白熱球から交換しても違和感の少ないものも出てきています。皆さんもそろそろPH5のLED化を検討してみてはいかがでしょうか?
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