アマゾンのセールで安くなっていたこともあり、以前より欲しかったビアレッティ社謹製「モカエキスプレス」を購入しました。
「購入した」と書くと最近のことのようですが、購入してから商品が到着したのは約2ヶ月後のこと。
なんとものんびりとした通販体験となりましたが、いざ使ってみるとその美味しさとメンテンナンスの楽さに大満足。
一気にキッチン用品の主役となってしまったのでした。
ビアレッティの「モカエキスプレス」は大定番品ですのですでにお持ちの方が多いかもしれませんが、あまりにも気に入ってしまったのでレビューいたします。
ビアレッティ・モカエキスプレスはMOMAに永久展示
ビアレッティ社のモカエキスプレスは、沸騰した蒸気圧でコーヒーを抽出する直火式のエスプレッソメーカーです。
モカエキスプレスは、日本では「マキネッタ」、英語では「モカポット」、イタリア語では「モカ」と呼んだりするようですね。
ちなみに、ビアレッティ社のモカエキスプレスはイタリア製。本国では一家に1台あると言われているほどの大ヒット製品です。
僕の場合、そのレトロな見た目に惹かれて前から欲しかった訳ですが、実はビアレッティ社のモカエキスプレスはデザイン面の評価も非常に高く、現在ニューヨーク近代美術館「MOMA」に永久展示されています。
「MOMAに永久展示」なんて聞くと、見た目から入る僕のような人間はあっさり欲しくなってしまうのです。
ビアレッティ・モカエキスプレスの取扱は超簡単
以前よりコーヒー器具、特にエスプレッソとなるとやや取扱が面倒なイメージがありました。
そのせいもあり、僕はいつも簡単なネスプレッソを愛用しているのですが、最近ではもう少し多様な豆を楽しんでみたくなってきました。
特に大好きなオールプレスエスプレッソ(清澄白河)の豆を使って自宅でもエスプレッソを飲んでみたいのです。
今回購入したビアレッティ社のモカエキスプレスですが、取扱は非常に簡単で、かつ美味しいラテを作ることができる為、バタバタする朝食時でも問題なく使えてしまいます。
モカエキスプレスの使い方
モカエキスプレスは本体上部、ボイラー部、フィルター(写真左より)に分かれています。
1.ボイラー部に水を入れる
ボイラー部に、ボイラー内の目盛りを超えないように水を入れます。
2.ボイラーにフィルターをセットする
3.フィルターにコーヒー粉を入れる
フィルターにコーヒー粉を入れます。
この際、「粉を押さえつけない」「ボイラー部のふちに粉がはみ出さないようにする」という注意が必要です。
4.ボイラー部に本体上部を取り付ける
ボイラー部に本体上部をしっかりと取り付けます。ただし、あまりにきつく取り付けたり、ハンドル部分を持って回さないように注意します。
5.モカエキスプレスを火にかける
モカエキスプレスを火にかけます。
ここでの注意点は、モカエキスプレス本体のサイズ次第では五徳に直接のらない可能性があることです。
我が家の場合、3カップ用を使っていますが、3口ある五徳の中で一番小さい五徳を使えばそのまま火にかけることができました。
もしも通常サイズの五徳しか無い場合は事前にアダプターを用意しておきましょう。
6.抽出
モカエキスプレスを火にかけて数分すると本体から「ポコポコ」と音がしてきます。
そうなると間もなく抽出が終了です。
僕の場合、音がしなくなると直ぐに火をとめますが、説明書には、
本体上部がコーヒーでいっぱいなったら熱源からおろします。ボイラー部には水が残りますが、これはボイラー部のオーバーヒートと変色を避ける為です。
と、あります。
僕のとめるタイミングではボイラー部に水が残っている事がありませんので、本当はもう少し早めに止めた方が良いのかもしれませんね。
初めてモカエキスプレスを使うには
初めてモカエキスプレスを使う際、本体をコーヒーの油でコーティングする為に1〜6の工程を数回(僕は3回しました)を繰り返します。ちょっともったいない気もしますが、僕の場合はちょうど古い粉が残っていたので、「美味しいコーヒーを飲むため」と割り切ってやりました。
7.ミルクを加えてラテが完成!
僕はそのままで飲むことはなく、必ず牛乳を加えてラテとして飲んでいます。
その為、電子レンジで温めた牛乳をクリーマで泡だて、抽出したコーヒーに注ぎます。
以上で完成ですが、全ての工程を5分もかからずに終えることが可能ですので忙しい朝でも問題なく使えてしまいます。
モカエキスプレスの手入れは水洗いするだけ!
僕が一番気に入っている点は、モカエキスプレスの手入れが水洗いするだけでOKだということです。
モカエキスプレス本体をコーヒーの油でコーティングしておく必要があるため、洗剤は使わずに水洗いのみで汚れを落とします。
モカエキスプレスの造りは非常にシンプルなので、水洗いでほとんどの汚れは落ちてしまいますし、トータル1分もかからずに終えることができので、日々使っていてもストレスを感じることがないのです。
モカエキスプレス用の豆(粉)はどこで買う?
僕は今までモカエキスプレス用の豆(粉)を購入したことがありませんでしたので、どこでモカエキスプレス用の豆(粉)を買えるのか分かっていませんでした。
もちろんコーヒー屋に行けばどこでも買えると思いますが、初めて使う用として先ずはお手軽な豆が欲しかったのです。
数店舗ある近所のスーパーにはエスプレッソ用の豆(粉)はどこにも売っていませんでしたので、結局カルディで購入しました。
豆の挽き方は「エスプレッソブレンド」を極細挽き(4)にしてもらいましたがちょうど良さそうです。
このカルディの「エスプレッソブレンド」は非常に手頃(200gで700円弱)で、結構美味しく飲めましたので常備用としてアリですね。
カルディの粉を飲み終わった後はilly(イリー) の「エスプレッソ粉 ダークロースト」を飲み続けています。
もともとilly(イリー) の「エスプレッソ粉 ダークロースト」はモカエキスプレス用として非常に評判の良い豆なので買ってみた訳ですが、確かに美味しいですね。
しっかりとした苦味と、ミルクとの相性が抜群で、毎朝飲んでも飽きません。
モカエキスプレスのサイズ選びは難しい
ところで、モカエキスプレスを購入する際一番悩んだのは「どのサイズが良いか?」ということです。
モカエキスプレスには実に多くのサイズが用意されており、初めて買う際にはどれを選べば良いのか分かりませんでした。
我が家の場合2人で飲むことを想定していたのですが、2カップ用か3カップ用、もしくは来客を想定して4カップが良いの?と非常に悩みました。
最終的に、モカエキスプレスは「大は小を兼ねない」ということが分かり、3カップ用を購入しましたが、我家の場合、2人で日々使うサイズとしてはベストでした。
これは、僕たち夫婦は少し濃いラテが好きなので、1杯のラテで1.5人分のエスプレッソを使っているからです。3カップ用にそのまま指定分量の水を入れ、ボダムのグラスに牛乳を足して飲むには丁度よいサイズです。
本来は1人で飲むなら1カップを、2人なら2カップを、というように、人数に合わせて使い分ける必要がありそうです。
まとめ
モカエキスプレスは、「手頃」で、「見た目が」良く、もちろんコーヒーは「美味しく」、なおかつ「お手入れも簡単」と良いことだらけのアイテムでした。個人的には、こんなに良い商品ならもっと早く買っておくべきでしたね。
イタリア人が皆持ってるのも納得です。(本当かしら)
ビアレッティ社のモカエキスプレスはコーヒー好き(特にカフェラテ好き)なら間違いなく買って損のない商品かと。
自信を持っておすすめします。
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